2024-01-04
マンションにお住まいのお客様からご依頼いただきました。
工事内容は主に
・玄関・キッチン・リビングまでの床にタイルカーペット敷き
・リビング・和室間の建具制作.畳の制作
でした。
タイルカーペットは、既に愛犬の足腰の負担を考えお客様が敷かれていました。犬は常に四肢を踏ん張り歩いているので、つるつる滑る床では、足腰にかなり負担がかかるそうです。お客様が敷かれたタイルカーペットは建具周辺も丁寧に切られており、お客様の技術力の高さが印象的でした。
工事前のタイルカーペットは建具と床との間のクリアランスが少なく、タイルカーペットを敷く事が出来ない部分がありました。建具を加工する事で解決出来そうでしたので、建具の下側を数mmカットし、玄関からLDKまで全体的にタイルカーペットを敷く計画としました。また標準仕様のフローリング床へ戻す事も視野に入れ、糊を使用せず特殊な両面テープにて部分的にすべり止めを行う仕様としました。
タイルカーペットの選定には数十点あるカタログサンプルの中から気になる数点を現物サンプルとして用意させて頂きました。最終的にワンランク上のタイルカーペット、sangetsu DT2201を選定して頂きました。
タイルカーペットの厚みにより段差が出来る部分については、真鍮製の見切りを使用する事により、すっきり仕上がりました。
使用材料:sangetsu DT-2201 :DT2201 | サンゲツ (sangetsu.co.jp)
建具・畳はデザイン雑誌等で具体的な完成イメージをお持ちでしたので、雑誌の写真を元に図面を作成し、イメージを形にするにはどうしたら良いかを考えて打合せを進めて行きました。
さらに材質の選定を行い、塗料を塗布したサンプルを数点用意させていただき、イメージに近づけて行きました。畳は周辺の木材色とのバランスから選定して頂きました。
使用材料 建具:スプルース材 アクリル製透明 3.0mm 保護塗料塗布 畳:ダイケン 清流 白茶色 半畳
工事完了後にお伺いした所、リビングのエアコンの効きが良くなり、とてもあたたかく過ごせています。とありがたい感想を頂きました。
・厚みのあるタイルカーペットを敷いた事による床の断熱性能の向上
・アクリル製間仕切りの設置による断熱性能の向上、エアコンを使用する部屋面積の減少
の影響がありそうです。
愛犬とお住まいの方、参考にしてください。
こんな感じの部屋にしたい。ここだけをこうしたい。この写真のこれが欲しい。
といった形で御相談ください。