2024-06-28
どうしても建物を使用しているとあると思います。
・同じ場所の傷がどんどん深くなっていく…
・建物内で似たような場所に傷が増えていく
そんな時このブログをご覧ください
このブログでは、公共性のある施設での傷みやすい箇所に対する対応策をご紹介します。
弊社では、新築時の内装仕上げ工事
・壁紙
・床シート
・床タイル
・カーテン
の実績が多数あります。
作ってきたからわかるんだ-というCMもありますが、
新築に携わっていると天井・壁・床の下地が想像付きます。
問題が分かれば解決策が浮かびます。
↓
問題が解決します。
事例をご紹介
事例①
・壁紙で仕上げた出角の傷
・壁の下地石膏ボードのへこみ
・擦り傷
が各所にありました。
事務所への動線となっている部分で、出角の下地が露出する程度まで破損していました。
下地石膏ボードのへこみも確認
現地調査の結果
・壁紙を近似色にて張替【範囲はなるべく少なく】
・石膏ボードのへこみは金属製のボード補修材にて補修
・再発防止の為のコーナーガード取付
にて対応させていただく事になりました。
・既存の壁紙を取り、下地の確認
※剥がして見ないとわからない下地破損個所がありました。
・金属性のボード補修材にて補修
・近似色の壁紙張り
・再発防止のコーナーガード取付
にて対応完了です。
別の階では
ドア横の下地石膏ボードが壊れていました。
施工完了しました。
補修箇所が分かりにくい状態になりました。
・補修範囲が小さい
・既存の壁紙を採取できる場所
・柄が少ない壁紙
と条件がそろえば対応可能です。
移植と呼んでいます。
この場所は出角の下側のみが破損していました。
・出角のみ
・コーナーガードで隠れる
この条件の場合は、
コーナーガードのみで対応可能です。
事例②
タイヤを展示していた為に汚れていました。
今後はタイヤ置き場を変えるとの事でしたので、
少し色を変えたビニルクロスにて対応しました。
事例③
トイレを利用する際、車いすが壁に当たり、
トイレの壁紙に傷が入っています。
今回の対応策は、
ガードの高さが300mmまでは大きな塩ビ製巾木で対応可能ですが、
今回は400mmまでガードが欲しい為、アルミ製見切りに床材と同色の長尺シートを貼り
下部はソフト巾木を貼る計画としました。
計画後、承認を頂いて工事開始です。
この方法ですと、壁の守りたい部分の高さを任意に設定する事が出来ます。
※高さによっては器具を外す必要があります。
工事が完了しました。
今回は事例と共に建物の傷に対する対策をご紹介させて頂きました。
ご連絡から、工事対応までの流れは
①現場調査:傷の原因を考える
②対応の検討・施工計画・御見積作成
③現場での工事
④経過確認
となります。
※④は工事後、使用されていく中での確認をお願い出来たらと思います。
建物を使用する中で劣化は必ず起こる現象ですが、
傷が深くなると元に戻すまでに金額が多くかかります。
小さな問題の内にご相談ください。